先日、当法人の研修を「障がいのある方の老いについて」というテーマで行いました。
講師の方をお招きして実践や経緯、体験、悩み、今後の方向性など組織的な取り組みについてなど
大変参考になるお話を聞かせていただきました。
そんな折にご自宅で生活されている方で今まで居宅介護を使われていなかったのですが、
ご家庭の事情などもあり身体介助に入ることになりました。
今まで居宅でのサービスを使われたことが無く、ヘルパーが入ることで生活の流れも
変わります。継続的な支援を続けていく為にはご本人やご家庭の方が受け入れて頂けるかが
重要でした。
ご本人に合わせた話題で楽しいと感じてもらえるように心がけていき、その日の出来事や今日見るテレビ
の話、夕飯の話しなどたくさんお話ししてくださり「次はいつ来る?、誰が来る?」と今のところ気にか
けて確認して下さいます。
ご利用者さまの中には将来については漠然とした不安があって気がつくと切羽詰った状況に陥っていると
いう状況を今まで何度か目の当たりにしてきました。
同時に今まで個で感じていることを関係する機関や人を交えてみんなで考えて動いたときに形になるとい
うことも見てきました。生活は継続していくものなので終わりということは無くまた新たな課題が
出てきます。ホームヘルプは生活の一部を支えるサービスに過ぎませんが、お手伝いさせていただく
中で皆様の地域での生活や将来に対する不安を少しでも軽く出来たらなと思います。